「プロテインを始めてみたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…」
ドラッグストアやネット通販を見ると、ホエイ・ソイ・カゼイン・WPC・WPI…と聞き慣れない用語がずらり。パッケージを見比べても違いがわからず、結局「なんとなく人気のもの」を買ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、プロテインの基礎知識から種類ごとの違い、目的別の選び方までを完全網羅。初心者の方でも自分にピッタリのプロテインが見つかるよう、表やチャートを使ってわかりやすく解説します。
プロテインとは? — タンパク質補給の基礎知識
プロテイン(Protein)は英語で「タンパク質」を意味します。一般的に「プロテイン」と呼ばれる製品は、食品から抽出・精製したタンパク質を粉末状にしたサプリメントのことです。
タンパク質は筋肉・肌・髪・爪・内臓・ホルモンなど、体のあらゆる組織の材料となる重要な栄養素。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人の1日あたりの推奨量として以下が示されています。
📌 1日に必要なタンパク質量の目安
- **成人男性:**65g/日
- **成人女性:**50g/日
- **運動習慣がある人:**体重 × 1.5〜2.0g/日
たとえば体重70kgで筋トレをしている男性なら、1日105〜140gのタンパク質が必要です。鶏むね肉(100gあたり約23g)だけで摂ろうとすると、毎日450〜600gもの鶏肉を食べなければなりません。
プロテインを活用すれば、1杯(約30g)で20〜25gのタンパク質を手軽に補給できます。食事だけでは足りないタンパク質を効率よく摂取するためのサポート食品、それがプロテインです。
プロテインの3大種類 — ホエイ・ソイ・カゼインの違いを徹底比較
市販のプロテインは、原料によって大きく3つのタイプに分かれます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
① ホエイプロテイン(Whey Protein)
牛乳由来のプロテインで、チーズを作るときに出る「乳清(ホエイ)」から精製されます。市場シェアNo.1で、最も多くの人に選ばれているタイプです。
- ✅ 吸収が速い(約1〜2時間)→ トレーニング直後に最適
- ✅ アミノ酸スコア100:必須アミノ酸をバランスよく含む
- ✅ 味のバリエーションが豊富で飲みやすい
- ⚠️ 乳糖不耐症の人はお腹を壊しやすい場合あり
② ソイプロテイン(Soy Protein)
大豆由来の植物性プロテイン。大豆イソフラボンを含むことから、女性に人気の高いタイプです。
- ✅ 吸収がゆっくり(約5〜6時間)→ 腹持ちが良い
- ✅ 大豆イソフラボン配合で美容面でもメリット
- ✅ 乳製品アレルギーの人でもOK
- ⚠️ 粉っぽさやダマになりやすさがある製品も
③ カゼインプロテイン(Casein Protein)
牛乳由来で、牛乳のタンパク質の約80%を占める「カゼイン」から精製されます。
- ✅ 吸収が非常にゆっくり(約7〜8時間)→ 就寝前に最適
- ✅ 長時間にわたりアミノ酸を供給
- ✅ 満腹感が持続しやすい
- ⚠️ 流通量が少なく選択肢が限られる
【比較表】3種類のプロテイン一覧
| 原料 | 牛乳(乳清) | 大豆 | 牛乳(カゼイン)
| 吸収速度 | ⚡ 速い(1〜2時間) | 🐢 ゆっくり(5〜6時間) | 🐌 非常にゆっくり(7〜8時間)
| 味の傾向 | ミルク風味で飲みやすい | あっさり・きなこ風味 | もったりとした口当たり
| 向いている人 | 筋トレ・スポーツ全般 | ダイエット・美容・女性 | 就寝前・間食代わり
| 価格帯 | 普通〜やや高め | やや安め | やや高め
| アミノ酸スコア | 100 | 100 | 100
WPCとWPIの違い — ホエイプロテインの製法による差
ホエイプロテインを選ぶとき、必ず目にするのが**「WPC」と「WPI」**という表記。これは製造方法の違いを示しています。
| 正式名称 | Whey Protein Concentrate | Whey Protein Isolate
| タンパク質含有率 | 約70〜80% | 約85〜95%
| 乳糖の量 | やや多い | ほぼ除去
| お腹への優しさ | 牛乳で下しやすい人は注意 | 乳糖不耐症でも飲みやすい
| 価格 | 💰 リーズナブル | 💰💰 やや高め
| おすすめの人 | コスパ重視・初心者 | 品質重視・お腹弱い人
💡 迷ったらこう選ぶ!
初めてプロテインを買うなら、まずWPCからスタートしましょう。お腹がゴロゴロする場合はWPIに切り替えるのがおすすめです。
失敗しないプロテインの選び方 — 7つのチェックポイント
種類がわかったところで、実際に商品を選ぶときに確認すべき7つのポイントを解説します。
✅ プロテイン選び 7つのチェックリスト
| ❶ タンパク質含有率 | 1食あたり20g以上、含有率70%以上を目安に。裏面の栄養成分表示で確認しましょう。
| ❷ 1食あたりの価格 | 続けるにはコスパが重要。1食あたり50〜120円が一般的な目安です。
| ❸ 味と溶けやすさ | 毎日飲むものなので味は最重要。口コミで「溶けやすさ」も必ずチェック。
| ❹ 添加物・甘味料 | 人工甘味料(アスパルテーム・スクラロース等)が気になる方はナチュラル系を選択。
| ❺ 目的に合った種類 | 筋肥大ならホエイ、ダイエットならソイなど、目的から逆算して選びましょう。
| ❻ 容量とお試し | 初回は小容量(300〜500g)で試すのが鉄則。いきなり3kgは失敗のもと。
| ❼ ブランドの信頼性 | 国内製造・第三者機関の検査済み・口コミ評価などを総合的に判断。
目的別おすすめタイプ — こんな人にはこのプロテイン
「結局、自分にはどのタイプが合うの?」という方のために、目的別のおすすめを整理しました。
🏋️ 筋トレ・バルクアップ
ホエイプロテイン(WPI)
- 吸収が速くトレーニング直後に最適
- タンパク質含有率が高い
- BCAAが豊富で筋合成を促進
🥗 ダイエット・減量
ソイプロテイン or 混合タイプ
- ゆっくり吸収で腹持ちが良い
- カロリーが低め
- 食事置き換えにも使いやすい
✨ 美容・エイジングケア
コラーゲン配合ソイプロテイン
- 大豆イソフラボンで女性ホルモンサポート
- コラーゲン・ビタミンC配合製品が◎
- 肌・髪・爪のケアにも
🔰 初心者・まず試したい方
フレーバー付きホエイWPC
- 価格がリーズナブルで始めやすい
- チョコ・バニラなど味が豊富
- 溶けやすく飲みやすい製品が多い
プロテイン選びでよくある失敗パターン5つ
初心者がやりがちな失敗を知っておくことで、ムダな出費や挫折を防げます。
❌ 失敗①:いきなり大容量(3〜5kg)を購入
味が合わなかった場合、大量に余って捨てることに。最初は300〜500gのお試しサイズから始めましょう。
❌ 失敗②:タンパク質含有率を確認しない
安い製品の中には含有率50%以下のものも。必ず1食あたりのタンパク質量をチェック。
❌ 失敗③:目的と種類のミスマッチ
ダイエット目的なのに吸収の速いホエイだけ飲んでいる、筋トレ後にソイを飲んでいるなど。目的に合った種類を選びましょう。
❌ 失敗④:プロテインに頼りすぎて食事がおろそかに
プロテインはあくまで「補助」。バランスの良い食事が大前提です。ビタミン・ミネラル・食物繊維は食事から摂りましょう。
❌ 失敗⑤:海外製品を成分理解なしに購入
海外製品は1食あたりの量が日本と異なることも。英語表記の成分表示をしっかり確認するか、国内正規品を選ぶのが安心です。
プロテインに関するよくある質問(FAQ)
Q. プロテインを飲むと太りますか?
プロテイン自体は1杯あたり約100〜120kcal程度。**適量であれば太る原因にはなりません。**ただし、食事に上乗せして過剰にカロリーを摂取すれば太る可能性はあります。1日の総カロリーの中で調整しましょう。
Q. 運動しない日もプロテインを飲んでいいですか?
**飲んでOKです。**筋肉の回復・合成は運動後48〜72時間続きます。また、タンパク質は筋肉だけでなく体のあらゆる組織に必要な栄養素。食事で不足する分を補うのは休息日でも意味があります。
Q. プロテインを飲むベストタイミングは?
目的によって異なります。筋トレ後30分以内(ゴールデンタイム)、起床直後(体がタンパク質を欲している)、就寝前(カゼインがおすすめ)の3つが主なタイミングです。
Q. 女性がプロテインを飲むとムキムキになりますか?
**なりません。**女性は男性ホルモン(テストステロン)が少ないため、プロテインを飲むだけでムキムキになることはありません。むしろ適度なタンパク質摂取は引き締まった体づくりや美肌・美髪に効果的です。
Q. プロテインの賞味期限はどのくらい?
未開封で製造から1〜2年が一般的。開封後は**できるだけ早く(2〜3ヶ月以内)**に飲みきるのが理想です。高温多湿を避け、密閉容器で保管しましょう。
まとめ — 自分に合ったプロテインで健康的な毎日を
この記事のポイントをおさらいしましょう。
📝 この記事のまとめ
- プロテインはホエイ・ソイ・カゼインの3種類が基本
- ホエイは**WPC(コスパ重視)**とWPI(品質重視)に分かれる
- 選ぶときはタンパク質含有率・価格・味・目的を軸に
- 筋トレにはホエイWPI、ダイエットにはソイ、初心者にはホエイWPC
- 最初は小容量で試すのが失敗しないコツ
プロテインの種類と選び方がわかったら、次は具体的な商品を比較してみましょう。以下の記事では、編集部が厳選した人気プロテインを目的別に紹介しています。
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