ワイヤレスイヤホンを選ぶとき、「カナル型」「インナーイヤー型」「オープンイヤー型」という3つの装着タイプがあることをご存知でしょうか?
実は装着タイプの選択が、音質・遮音性・快適さのすべてを左右する最重要ポイントです。どんなに高価なイヤホンでも、自分の使い方に合わないタイプを選んでしまうと満足度は大きく下がります。
この記事では、3つの装着タイプの違いを7つの比較軸で徹底分析。あなたのライフスタイルに最適なタイプが必ず見つかります。
📋 この記事でわかること
- カナル型・インナーイヤー型・オープンイヤー型の構造と特徴
- 7つの比較軸(遮音性・音質・装着感・音漏れ・運動適性・通話・価格)での違い
- タイプ別おすすめの使用シーン
- 各タイプの代表的な製品と価格帯
【結論】3タイプの特徴を一言で
まず結論からお伝えします。
| 🔵 カナル型 | 音質・遮音性を重視するなら最強 | 通勤・音楽鑑賞・ノイキャン重視派
| 🟢 インナーイヤー型 | 軽い着け心地で手軽に使える | 圧迫感が苦手・カジュアルに使いたい派
| 🟠 オープンイヤー型 | 周囲の音を聞きながら使える安心感 | ランニング・在宅ワーク・ながら聴き派
では、それぞれのタイプを詳しく見ていきましょう。
カナル型イヤホンとは? — 耳栓のようにフィットする定番タイプ
カナル型(canal type)は、シリコン製のイヤーピースを耳穴(外耳道)に挿入して装着するタイプです。現在のワイヤレスイヤホン市場で最もシェアが高い主流タイプです。
カナル型の構造と仕組み
イヤーピース(イヤーチップ)が耳穴を物理的に密閉することで、以下の効果が得られます:
- **高い遮音性:**外部の騒音を大幅にカット(パッシブノイズキャンセリング効果)
- **豊かな低音:**密閉により低音域が逃げず、迫力のある音を再現
- **ノイキャン性能の最大化:**物理密閉+電子的ノイキャンの相乗効果
カナル型のメリット・デメリット
✅ メリット
- 遮音性が高く、音楽に没入できる
- 低音の再現力が優秀
- ノイズキャンセリングとの相性抜群
- 製品の選択肢が最も多い
- 比較的小型で持ち運びやすい
❌ デメリット
- 長時間使用で耳が痛くなりやすい
- イヤーピースの相性で装着感が変わる
- 周囲の音が聞こえず、屋外で危険な場合も
- 蒸れやすい(特に夏場)
- 耳垢がイヤーピースに付着する
カナル型の代表製品
| 製品 | 価格帯 | 楽天評価 | 特徴
| Sony WF-1000XM5 | 約36,300円 | ★4.57(283件) | 業界最高水準のノイキャン
| Anker Soundcore P40i | 約7,990円 | ★4.60(1,865件) | コスパ最強のノイキャン搭載
👉 詳しい比較は「Sony WF-1000XM5 vs Anker Soundcore P40i 徹底比較」をご覧ください。
インナーイヤー型イヤホンとは? — 耳に軽く乗せる開放タイプ
**インナーイヤー型(inner-ear type)**は、イヤホン本体を耳の入り口(耳甲介)に軽く乗せて装着するタイプです。Apple AirPods(第1〜第3世代)で広く知られるようになりました。
インナーイヤー型の構造と仕組み
イヤーピースを使わず、本体を耳のくぼみに引っかけるように装着します:
- **開放的な装着感:**耳穴を塞がないため、圧迫感がほとんどない
- **自然な音場:**空間的な広がりのある音を再現
- **適度な外音取り込み:**構造上、周囲の音がある程度聞こえる
インナーイヤー型のメリット・デメリット
✅ メリット
- 長時間でも耳が痛くなりにくい
- イヤーピース選びの悩みがない
- 周囲の音も自然に聞こえる
- 蒸れにくく衛生的
- 装着・取り外しが手軽
❌ デメリット
- 遮音性が低い(騒がしい環境では不向き)
- 低音が弱め(密閉されないため)
- 耳の形によってフィット感に差がある
- 激しい運動では外れやすい
- ノイキャン性能に限界がある
インナーイヤー型の代表製品
Apple AirPods(第3世代)が代表格です。価格帯は2,000円〜30,000円程度と幅広く、近年は1,000円台の格安モデルも楽天で人気を集めています。
ただし、ワイヤレスイヤホン市場全体ではカナル型に押されており、選択肢はカナル型ほど多くありません。
オープンイヤー型イヤホンとは? — 耳を塞がない新トレンド
**オープンイヤー型(open-ear type)**は、耳を完全に塞がずに音楽を聴ける新しいタイプです。骨伝導式・空気伝導式・イヤーカフ式など、さまざまな方式があります。
2025〜2026年にかけて急速に人気が伸びているカテゴリで、楽天でもレビュー数万件の大ヒット商品が生まれています。
オープンイヤー型の構造と仕組み
主な方式は以下の3つ:
| 方式 | 音の伝達方法 | 代表ブランド
| 骨伝導 | 頭蓋骨の振動で内耳に伝達 | Shokz
| 空気伝導 | 耳の近くから音を出す(指向性スピーカー) | Shokz OpenFit, ambie
| イヤーカフ | 耳たぶに挟んで空気伝導で聴く | 各社格安モデル
オープンイヤー型のメリット・デメリット
✅ メリット
- 周囲の音が完全に聞こえるため安全
- 耳穴に何も入れないので圧迫感ゼロ
- 長時間使用でも疲れにくい
- ランニング・自転車などスポーツに最適
- 在宅ワーク中の「ながら聴き」に便利
❌ デメリット
- 音漏れが避けられない(電車内は注意)
- 遮音性がほぼゼロ
- 音質(特に低音)はカナル型に劣る
- 騒がしい環境では音楽が聞こえにくい
- 高品質モデルは価格が高め
オープンイヤー型の代表製品
| 製品 | 価格帯 | 楽天評価 | 特徴
| Shokz OpenFit Air | 約19,880円 | ★4.50(145件) | 空気伝導の高品質モデル
| 格安イヤーカフ型 | 約2,000〜3,000円 | ★4.36(24,000件超) | 楽天ランキング上位の人気モデル
【7項目比較】カナル型 vs インナーイヤー型 vs オープンイヤー型
ここからが本記事の核心です。7つの比較軸で3タイプを徹底的に比較します。
| ① 遮音性 | ◎ 非常に高い | △ 低い | ✕ ほぼなし
| ② 音質(低音) | ◎ 豊かな低音 | ○ やや弱い | △ 物足りない
| ③ 装着感 | ○ 密閉で安定 | ◎ 軽くて快適 | ◎ 圧迫感ゼロ
| ④ 音漏れ | ◎ 非常に少ない | △ やや漏れる | ✕ 漏れやすい
| ⑤ 運動適性 | ○ 安定するが蒸れる | △ 外れやすい | ◎ スポーツ最適
| ⑥ 通話品質 | ◎ ノイキャン活用 | ○ 標準的 | ○ 風切り音注意
| ⑦ 価格帯 | 2,000〜50,000円 | 1,000〜30,000円 | 2,000〜30,000円
① 遮音性:カナル型が圧倒的
遮音性はカナル型の独壇場です。イヤーピースが耳穴を物理的に密閉するため、電車やカフェなどの騒がしい環境でも音楽に集中できます。さらにアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルなら、ほぼ無音の世界を体験できます。
インナーイヤー型は耳穴を塞がないため遮音性は控えめ。オープンイヤー型は構造上、遮音する意図がそもそもありません。
② 音質:カナル型有利、ただしオープンイヤーも進化中
密閉構造のカナル型は低音域の再現に優れ、音楽鑑賞の没入感では最強です。
インナーイヤー型は音場が広く自然な音の広がりが特徴ですが、低音は物理的にカナル型に及びません。
オープンイヤー型は2025年以降急速に音質が向上しており、Shokz OpenFitシリーズなど高品質モデルでは日常使いに十分な音質を実現しています。ただし「音楽を深く味わう」用途ではカナル型に軍配が上がります。
③ 装着感:インナーイヤー型・オープンイヤー型が快適
長時間使用での快適さでは、耳穴に何も入れないインナーイヤー型とオープンイヤー型に大きな優位性があります。
カナル型は密閉による「圧迫感」が長時間使用の天敵です。イヤーピースのサイズ選びが合わないと、30分程度で耳が痛くなることもあります。
④ 音漏れ:電車ではカナル型一択
電車・バスなど公共交通機関での利用を考えるなら、音漏れの少ないカナル型が最適です。
オープンイヤー型は構造上音漏れが避けられないため、電車内での使用は周囲に迷惑になる可能性があります。静かな図書館なども同様です。
ただし、最新のオープンイヤー型には指向性スピーカー技術を搭載し、音漏れを大幅に抑えたモデルも登場しています。技術の進化により、今後この弱点は改善されていく可能性があります。
⑤ 運動適性:オープンイヤー型が最強
ランニングやジムでの使用なら、オープンイヤー型が最も安全で快適です。周囲の音(車のクラクション、自転車のベルなど)が聞こえるため、屋外スポーツでの安全性が格段に高くなります。
カナル型は安定感がありますが、汗で蒸れやすく、周囲の音が聞こえないリスクがあります。
⑥ 通話品質:カナル型のノイキャンが有利
Web会議やビジネス通話では、カナル型のノイズキャンセリング機能が効果的です。周囲の雑音をカットし、自分の声もクリアに伝えられます。
オープンイヤー型は屋外での通話時に風切り音が入りやすい点に注意が必要です。
⑦ 価格帯:すべてのタイプに予算の選択肢あり
どのタイプも2,000円台のエントリーモデルから数万円のハイエンドモデルまで揃っています。コスパ重視なら、カナル型の5,000〜10,000円帯が最も選択肢が豊富です。
【目的別】あなたに最適なタイプはこれ!
🚃 通勤・通学でがっつり音楽を聴きたい
→ カナル型(ノイキャン搭載モデル推奨)
おすすめ:Anker Soundcore P40i(コスパ重視)、Sony WF-1000XM5(音質重視)
🏠 在宅ワーク中のBGM・ながら聴き
→ オープンイヤー型
宅配便のチャイム、家族の呼びかけが聞こえるので安心。長時間装着しても耳が疲れません。
🏃 ランニング・スポーツ
→ オープンイヤー型
周囲の音が聞こえて安全。汗にも強い防水モデルが多いです。
💻 オンライン会議・ビジネス通話
→ カナル型(ENC / ANC搭載モデル推奨)
雑音をカットし、プロフェッショナルな通話品質を確保。
😌 カナル型の圧迫感が苦手
→ インナーイヤー型 or オープンイヤー型
まずはインナーイヤー型を試し、より開放的なものが良ければオープンイヤー型へ。
👉 具体的な製品選びは「【2026年版】ワイヤレスイヤホンおすすめ8選」で詳しく比較しています。
👉 選び方の基本を知りたい方は「ワイヤレスイヤホンの選び方ガイド」もご参考ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. カナル型で耳が痛くなるのを防ぐ方法は?
イヤーピースのサイズを見直すのが最も効果的です。付属のS/M/Lだけでなく、コンプライやSednaEarfitなどのサードパーティ製イヤーピースも試してみてください。素材がフォームタイプ(低反発)のものは密閉感がありながら圧迫感が少ない傾向があります。
Q2. オープンイヤー型は電車で使えますか?
推奨しません。音漏れにより周囲に迷惑をかける可能性があります。また、電車の騒音で音楽が聞こえにくく、音量を上げるとさらに音漏れが増す悪循環に陥ります。電車ではカナル型がベストです。
Q3. インナーイヤー型とオープンイヤー型の違いは?
どちらも耳穴を塞がないタイプですが、装着方法が異なります。インナーイヤー型は耳の入り口に乗せる方式で、オープンイヤー型は耳たぶに挟む(イヤーカフ式)か耳にかける(耳掛け式)方式です。オープンイヤー型の方がより「耳から離れた」位置にスピーカーがあるため、開放感は上ですが音漏れも大きくなります。
Q4. 骨伝導イヤホンと空気伝導イヤホンの違いは?
骨伝導は頭蓋骨の振動で音を伝え、空気伝導は耳の近くに小型スピーカーを配置して音を出します。骨伝導は音漏れが少ない反面、音質(特に高音域の繊細さ)では空気伝導に劣る傾向があります。最近は空気伝導タイプ(Shokz OpenFitなど)が音質面で人気です。
Q5. 初めてのワイヤレスイヤホンにはどのタイプがおすすめ?
迷ったらカナル型をおすすめします。製品の選択肢が最も多く、あらゆるシーンで使える万能型です。5,000〜10,000円帯の製品なら高音質・ノイキャン搭載モデルも選べます。
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まとめ:自分の使い方に合ったタイプを選ぼう
ワイヤレスイヤホンの3タイプをまとめると:
- **カナル型:**音質・遮音性重視。通勤・音楽鑑賞・Web会議に最適。迷ったらこれ
- **インナーイヤー型:**軽い着け心地重視。カジュアル使いに。カナル型の圧迫感が苦手な人に
- **オープンイヤー型:**安全性・開放感重視。スポーツ・在宅ワーク・ながら聴きに最適
「どれか1つ」ではなく、用途に応じて使い分けるのも賢い選択です。通勤用にカナル型、ランニング用にオープンイヤー型を持つ人も増えています。
具体的な製品選びは、以下の関連記事もご活用ください: